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鹿島平和研究所叢書

鹿島平和研究所叢書とは

鹿島平和研究所は昭和41年(1966年)に設立されました。それから間をおかずに、創立者の鹿島博士は、この研究所を中心に、長大な『日本外交史』の編集と刊行とを企画しました。その結果が1970年から1973年迄の間に順次刊行された『日本外交史』全33巻です。その第1巻の序文で博士は次のように述べています。

「これからは実際にその案件に携わった人々の体験により、かつ当時の外交文書に基づいて書かれたもので、(このような企画)今日機を失することなく実行しなければ、やがて永久に実行が不可能となることであり、この意味からも貴重なものである」

ここが正にこの事業の重要な特色でした。それから30年以上経った現在、この『外交史』は文字通りかけがえのないものになっているのです。

物事を正しく理解するためには、そのことを自ら経験し、体験した人々の証言に基づくことが、不可欠である――という鹿島会長の考えは、今でもユニークで新鮮なものです。


鹿島平和研究所の企画するこの叢書は各界の方々の協力を仰いで、トピックスも筆者もそして何よりもアプローチの点で、いわゆる専門家意識にとらわれない新鮮なものを選んで行きたいと思います。21世紀の新しい世界のために、この叢書がそれなりの寄与ができることを信じております。

平泉 渉

書籍名 著者名 編者 発行所 発行
◆鹿島平和研究所叢書
フランス今昔 井川克一・矢田部厚彦   勉誠出版 2003年7月
国際情勢の分析 (1)
集中討議
平泉渉・深田宏・ 都甲岳洋・
山下新太郎・佐藤嘉恭・
湯下博之・小原武・柳井俊二
    2003年7月
国際情勢の分析 (2)       2004年9月
平成大不況 克服 平泉渉・水上萬里夫・
田中務・野村誠・原田泰
    2003年7月
経済外交の現場を語る 菊池清明     2003年7月
回想の戦時外交 加瀬俊一・中川融     2003年7月